【メタノールによる密造酒!?】実話から学ぶ密造酒の恐怖

お酒の話
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どうもこんにちは、だにえるです。

いやー、アマゾンプライムって色んな映画やアニメがあって面白いですよね。見ていると時間を忘れていつの間にか何時間も過ぎてたなんてよくあります。

そんな、アマゾンプライムをみていると気になるタイトルを見つけて一気に見てしまったので今回はその作品の紹介をしたいと思います。

※今回の記事は簡単なネタバレが含まれてます。

チェコで起きた最悪な事件を題材にした作品『メタノール』

今回紹介するタイトルは『メタノール』という作品です。2012年にチェコで起きたメタノールを混入させた密造酒事件を基にした2話完結のドラマで合わせて200分ほどの作品でした。作品の説明には『一ショットで失明、二ショットは死を意味する。』という何とも怖い言葉が書かれていました。

上記にあった通りメタノールを故意的に混ぜて密造し販売していたという作品ですが、作品に入る前に少しメタノールについて少し掘り下げていきたいと思います。

危険な劇物メチルアルコール

メタノール、エタノールって小学校や中学校とかの理科の授業で習いますよね。別名でメチルアルコール、エチルアルコールと呼ばれています。

この2つの簡単な例を出すとメタノールはアルコールランプなどの燃料用途として使用されるもので、エタノールは普段皆さんが嗜むお酒などに含まれています。

さて、名前が似ているこの二つですが、メタノールは日本では厚生労働省が「劇物」指定されているんですね。それはなぜなのでしょうか??

主な理由は2つの危険性

まず1つめは引火です。

このメタノールは日本では「危険物第四アルコール類」に指定されており、引火の危険性がとても高い液体となっており、揮発性も高く場合によっては爆発する恐れもあるそうです。

次に2つ目が飲用による毒性です。

メタノールの致死量は個人差もあると考えられていますが0.3~1.0g/kgと言われています。エタノールが5~8g/kgと言われているのでこの量はエタノールの1/10程度の量です。ちょっとでも誤飲してしまうと危険なんです。

メタノール中毒の症状としては失明腎不全最悪死に至ってしまいます。

また、メタノールの症状に失明があることから、戦前や戦後混乱期にはメチルアルコールという名前から「目散るアルコール」とも呼ばれていたそうです。

簡単な説明ではありましたがメタノールの危険性について理解していただけたでしょうか??

それでは本題に入りましょう!!

簡単なメタノールのあらすじ

20128月12日

とある化学薬品会社を解雇宣告をされたルドルフがある日、工場でメタノールを舐めてしまい、作業員から「気持ち悪くなるまえにショットを飲んだほうが良い」という言葉を聞いてピンときてwikiってしまうんですね。

それが、エタノールをメタノールで薄めればいい純粋なエタノールはメタノールの代謝を阻止するから大丈夫というものでした。その割合が1:1という恐ろしいものでした。

そして、大量のメタノールを混ぜることによって安く抑えられて作られた密造酒が元々密造酒に広く顔を持つホフマンという男を通じて偽造ラベルで卸され大量に流通してしまいます。(メタノールはエタノールの1/4程度と安価のため飛ぶように売れる)

その結果、それを飲んでしまった人々が健康障害を起こしたり、亡くなってしまったりしてしまう。(今回の事件では40人死者以上のが出てしまっている。)

簡単なあらすじですがこのような話です。

この2012年のチェコで製造された密造酒の売り上げは20億コルナ(1コルナ=4.6円)を超えていて、膨大な密造酒が流通していたことがわかりますね。

そして、この密造酒の問題ですがこの作品では、1:1で混ぜるという大胆な行動に出ていましたが、他にもマフィアの資金稼ぎのために、密造酒の中に少量の変性アルコールをエタノールに混入させて作られていたものもあったそうです。

※ちなみに変性アルコールとは少量の変性剤(メタノール)を加えたエタノールのこと。変性剤を加えることで飲用にできないようにして酒税対象から外し、使用許可申請なしで使えるようになります。ただ、メタノールよりは誤飲時の場合もあるので極力毒性が低いイソプロパノールを使うことが多いようです。

純粋なエタノールでメタノールを中和!?

ルドルフが作中でこんなことを言ってました。

「純粋なエタノールはメタノールの代謝を阻止するから大丈夫」

まあ、実際大丈夫じゃなかったので被害が出てしまっているのですが、、、

どうなのか自分でも調べてみました。

『実際に解毒剤として使われているが、決して毒性を弱らせるものではない』ということがわかりました。

メタノールは人体に非常に有害である蟻酸やホルムアルデヒドを代謝産物(酸化産物)として作りだし、血中において高濃度になると失明などの原因になるそうです。しかしこの時にエタノールと共存させると、人の体内では代謝酵素との親和性の関係でメタノールよりもエタノールのほうが酸化されやすいためにメタノールの酸化反応の速度が落ち、その結果メタノールによるホルムアルデビドや蟻酸の体内での濃度が上がりにくい状態を保ちながら体内へ排泄される。ということです。

簡単にいうと外に出るまでエタノールを摂取するとメタノールの代謝を少なくしてくれるので、人体への影響を少なくしてくれるだけということです。なので、決して安全になるという事ではありません。

ルドルフは安易な考えでちゃんと理解せずにネットの情報を鵜呑みにしていたということですね。

実は日本でもあった密造酒問題!?

少し作品から脱線してしまいますが実は日本でも密造酒が問題になっていた時期がありました。

それは、第2次世界大戦後です。カストリ酒というものが流行しました。

闇市などで原料や出所が不明の得体の知れないものが大量に出回っており、比較的安価だったため、庶民の気晴らしなどで飲まれていたようです。ものによっては「メチール酒」、「バクダン」などとも呼ばれていたそうです。

この時期に作られていた密造酒の生産量は50万2000klといわれていて、正規製造酒の34万3000klを多く上回っていた量の密造酒が流通していました。その結果、日本でも中毒事故が多発しています。しかし、酒造会社がどんどん復帰していくにつれて粗悪なこのカストリ酒は消えていきました。

このようなことから世界的にも問題になっていたことだと分かりますね、、、

『メタノール』を観てからの感想

今回、この『メタノール』を観て思ったことがいくつかありました。

まずは、海外での飲食物の安全性の大切さです。

今回は作中ではとても安い価格で売買されていたので飛ぶように売れています。そして、そのほとんどが元の生産場所も知らせれないまま不信がらずに酒を購入していたのです。

日本でも少し前に食品偽装問題など多く取り上げられていましたよね。意外とこのような事件は身近なモノなんじゃないかと思いました。なにかあってからじゃ遅いし、色々生産場所や工程などを知るってことも大事なんじゃないかなと思いました。

次に、浅い知識で物事を進めてしまうことの危険性です。

今の時代、日本ではスマホが一人一台の時代となっていますよね。

その分、インターネットがとても身近なものになっています。はっきり言って情報過多ですよね。そんな中、調べものをするとき一つのサイトで知った気になって、ネットを閉じちゃったりする経験はありませんか??自分は結構あります。わからないから調べていて、検索結果に表示された一つを調べてその情報があってる確証もないのに知った気になってしまう。改めて考えると愚かな行為ですよね、、、

これから、しっかり調べてそのうえで行動できるようになりたいかなと思いました。

 

少し長くなりましたが、今回はメタノールというドラマの紹介でした。

大きくわけて1話目は密造酒販売サイドの話。2話目は捕まえるための警察の話です。

ぜひ興味が出てきた方はアマゾンプライムにあります。『メタノール』を観てみてください!!

それでは、次回の更新までSee you!!

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