どうも、こんにちはだにえるです。
とうとう8月も終わり、9月に入りましたね、夏休みが終わったと嘆く方も多いのではないでしょうか。自分の夏の思い出なんてバーベキューと乃木坂のライブに行ったくらいです泣 夏の思い出全然作れなかったなぁ・・・。夏の思い出が少なすぎたので、自由研究をすることにしました(唐突ですが笑)
ということで今回は、新たなカクテルの研究のためにスフェリフィケーションという料理方法を作った方法の練習をしてみたので紹介いたします。
こういう方法で作られたカクテルをミクロソジーカクテルといい、その中でも、このスフェリフィケーションを使ったカクテルをパールカクテルと呼ぶらしいです。
料理などをピューレやソースをゼリー状の膜で覆い外側を固める調理方法のこと指します。こういう時に使用するときはベジタブルゼラチンなどを使うようです。
料理のほかにムースやケーキなどのデザートにも使われている料理方法ですね。
あまりピンとこない人に簡単に説明しますと卵の黄身を想像してみてください!!薄い膜で覆われていて、破るとトロ~リとした液状の黄身が出てきますよね!!そんな感じです。
(よくインスタ映えとかでインスタに載るような料理に使われてますね笑)
カクテルで使用するとプチプチと食感の粒が口の中ではじけて混ざって完成するというわけです。
たまたま、トマトジュースが余っていたのでブラッディ・メアリーに挑戦してみました。
ということで材料紹介!!
ウォッカ
トマトジュース
アルギン酸ナトリウム
乳酸カルシウム
水
今回は最初に出てきたゼラチンは使用せずに自由度がきくように乳酸カルシウムとアルギン酸ナトリウムを使用してみることにしました。一時期流行った人工いくらや、つかめる水などに使うやつですね。
化学薬品なんて使っても大丈夫なの!?って思う方もいるかと思いますが無害なので大丈夫ですよ!!ちなみに塩化カルシウムを使ったやり方もありますが、それだと、塩味、えぐみが出てしまう可能性がありそうなので今回は乳酸カルシウムを使用しました。
ということで早速やってみましょう!!
1 まず、100mlのトマトジュースに1.3gのアルギン酸ナトリウムと溶かしてアルギン酸ナトリウム水溶液を作る。ダマが残らないようにしっかり混ぜましょう!!すべて溶けるのには時間がかかるので自分はミキサーと使いました。(ミキサーがない場合はペットボトルなどに入れて振ると良いですよ!!)
※ちなみに大きなダマとかになって難しい場合は冷蔵庫に一晩放置し、ダマが膨らんでから混ぜると溶かしやすいです。
(↑混ぜた直後のものです)
混ぜたら、液体の気泡がなくなるまで静かに待ちましょう。
2 別容器に乳酸カルシウム水溶液を作ります。コップなどの容器に水200mlを入れ、乳酸カルシウムを2g加えて溶かしよく混ぜます。乳酸カルシウムは溶けやすいのでマドラーなどで普通に混ぜて大丈夫です。
3 スポイトなどを使用して、トマトジュースで作ったアルギン酸ナトリウム水溶液を、ゆっくり一滴ずつ、乳酸カルシウム水溶液の中に落としていきます。
この時間が長くすればするほど、膜が厚い玉が出来るようです。
(↑スポイト、注射器試してみましたがトマトジュースを使ってることもありきれいな丸を作るのが難しかったです泣)
4 出来た玉を揚げて水を切り、ウォッカの中に入れて完成です!!
ちなみに一日玉を冷蔵庫に寝かせてみたものとも比較してみました。
(左が当日に作って少し時間を置いたもの、右が一日寝かせて少し置いたもの)
当日のものは少し時間を置くと浮いてきますが、一日冷蔵庫に寝かせたものは沈んでいくものもありました。ちょっと面白いですよね。使い方に幅が出来そうです。
んー、プチプチして不思議な食感が楽しいですね!!しかし、少しトマトの味が少し薄かったです。でも、普通に美味しいです。ただ、実験を兼ねて作っていたのでちょっとパーティー使用の度数高めのカクテルを作ってみたので、もう少し分量をしっかり研究するとさらに美味しく飲めそうでした。
いかがだったでしょうか??
今回はアルギン酸ナトリウム、乳酸カルシウムの化学反応を使ったスフェリフィケーションを使ったカクテルの実験でした。見たことない方も多かったのではないでしょうか??結果として、もう少し改良の余地がありそうでしたが、オリジナルカクテルの新たな可能性を見いだせたかなと思います。お酒のほうを固めるほうがいいかも。
味覚だけでなく、食感、視覚でも楽しめるミクソロジーカクテルって新しくて素敵ですよね!!
次回はきちんとしたもの紹介出来たらなと思いますのでぜひ楽しみにしていてください!!
そして、気になった方はお家でも簡単に出来ますので挑戦してみてくださいね。
それでは、次回の更新までSee you!!
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